初心者がBlenderでデフォルメキャラを作る～下絵の準備～
はじめに
さて,早速１つ目の工程です
モデリングは基本的にイラストを基に組み立てていきます
つまり2Dのイラストを3Dにすることがモデリングの作業となります
私の場合,ゲームを作成するときなどにモデリングを良くするのですが,殆どがイラスト担当の人がデザインしたキャラクターをモデリングによって3Dオブジェクト化するといった作業を行います
今回は特別関係なくオリジナルのキャラクターを作ろうかと思いますので下絵は自分で用意します(モデルデータを基に作成しました)
それでは手順です
下絵の準備
１．下絵を用意する
まずは下絵の用意する所から初めます
作りたいモデルの下絵を用意しますが，この時正面を向いた絵と横を向いた絵を用意しておくことをオススメします
もしこれといったものが無いのであれば「モデリング 下絵」とでも調べれば沢山画像が検索できると思いますのでそこからお借りするのも良いと思います
面倒な方は私が用意した画像を使ってもらっても構いません
今回は以下の画像を使います
ではこの画像をblenderに取り込んでいきます.
２．下絵をBlenderに取り込む
まずはblenderを開きます.
お馴染みのキューブとダイアログが表示されると思いますが無視します.ここで「N」キーを押しましょう.すると作業スペースの右側に様々なプロパティが表示されると思います.ここに「下絵」というタブがありますのでチェックを入れると共にタブを開き,「画像を追加」というボタンを押します
ここで「開く」というボタンを押すと参照する画像を選択する画面に移行するので,表示させたい下絵を選択しましょう(普通のエクスプローラと同じような操作です)
すると,正面,横,上,下全ての角度から画像が表示される様になります
(個人差がありますが)私は正面と右横にだけ画像が表示されていれば良いのでこれを設定していきます.
先ほど「画像を追加」ボタンを押した時に座標軸というメニューが表示されていたかと思いますのでそちらを「全ての視点」から「前」に変更します.
こうすることで正面以外に下絵は表示されなくなります.
次に,もう一度先ほどと同じように「画像を追加」→「開く」→「参照したい画像を選択」までの作業をして,今度は「全ての視点」から「右」に設定します
こうすることで下絵は正面と右側だけに表示されるようになります
３．下絵の調節
下絵の準備はまだ終わりではありません.今度は下絵の位置を調整していきます.
「Shift + S」キーを押して下さい.スナップという画面が表示されるので「カーソル→原点」という項目をクリックして下さい.こうすることで,ずれてしまったカーソルを元の原点へ戻すことができます.
この状態で下絵を移動します.イメージとしては原点が鼻の付け根辺りに来るように変更します.
まずは標準で準備されているキューブが邪魔なのでDeleteキーで削除してしまいましょう.次に,これまでと同じように「画像を追加」ボタンを押した時に表示される設定パネルで画像の位置を変更します.
画像を参照したあとの操作パネルは以下の様になっており,それぞれプロパティを調整することができます
赤枠：画像のX軸の位置を調整
緑枠：画像のY軸の位置を調整
橙枠：画像のサイズを調整
左下は書いてあるとおり画像を回転します
それぞれクリックした後に左右にドラックすることでおおよその数値を調整できるので,良い感じだなと思ったら今度はクリックで矢印をクリックしながらちまちま調整すると良いと思います
正面の設定
右画面の設定
まとめ
以上がモデリングをする前の下絵の準備となります
Blenderを初めて触る人にとってはこんな下準備つまらないし面倒な工程だと思いかも知れませんが,依頼されたモデルデータを作るためにはとても大切な作業ですので,きちんとやっておきましょう
次回はこの下絵に沿いながら顔のモデリングをしていきたいと思います
オススメ記事
次の記事
前の記事
