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初心者がBlenderでデフォルメキャラを作る~顔を作成する(顔の後面を面張りする)~

はじめに

 どうも,久しぶりの更新となりますね.

春は色々と忙しくて,なかなか書く機会を得られませんでした.すみません.

 

代わりと言ってはなんですが,実は一ヶ月前に誕生日を迎えまして,その時に誕生日プレゼントでなんとVOCALOIDを買って頂きました!!!

詳しくは別の記事にでも書こうかと思いますので,よろしければ読んでみてくださいね.

 

長く続いてきた顔の作成ですが,今回で最後となりますので頑張りましょう!

 あ,前回の記事をご覧になっていない方はそちらから見ていただけると嬉しいです.

それではどうぞ!

 

顔の後面を面張りする

 1.後頭部上部を面張りする

まずは,以前隠していた面を再表示しましょう.「Alt + H」です.これで再び後頭部から首元にかけてのアウトラインが表示されるはずです.今回はこの状態で作業をしていきましょう.

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 まずは縦のラインから厚くしていきましょう.大きく面を張ってこれを細かくナイフで切り分けていきます.

 

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 こんな感じですね.この調子でドンドン面を張っていきましょう.

 

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 縦だけではなく横のラインも見ながら,面を張って行きましょう.

 

……

 

…………

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 …とこんな感じになりました.

三角形こそないものの線の流れがあまり綺麗ではないですね…

 

「大まかな面貼りとナイフ」手法により,手作業での調整を少なくはできたものの,やはり微調整をしていると上手くいかなくなるものですよね…

ここで皆さんに質問ですが,実ははBlenderにはスナップ機能があることをご存知でしょうか!?(私はつい最近まで知りませんでした.)なんとなくモデリングしていたら勝手にスナップが効いていて,その時に気づいたんですよね.

まあきっかけは良いとして,この機能は「Shift + Tab」キーで切り替えることができます. そしてこの機能,割りと(個人的には)使いやすいと思っています.なぜかというと,やはりこうした作業にはどうしても手作業での修正が必要になってくるわけですが,この機能で行うと,比較的簡単に,しかも正確に,点や面などを移動できるんですよね.しかもどういうアルゴリズムなのかは分かりませんが,仮に全ての点や面をこの機能を使って作成すれば決してブレることがないんですよ!!(あくまで経験上ですが).

 

まあスナップってそもそもそういう機能ですし当たり前なのかもしれませんけどね…

とにかく何が言いたいかって,スナップ機能は割りと便利だよってことが言いたかったわけです.

 

おしゃべりが長くなりましたね,次に行きましょう.

 

2.後頭部下部を面張りする

 後頭部の特に下の部分と言うのは,次回説明する「首周りの作成」に大きく影響を与える部分です.私も首の周りは人体モデリングの中でもなかなか難しい部分だと思っていますので,そこを楽に作成できるようにするためにも今回の項目は気合を入れて作成していきましょう.

 

さて,早速ですが,まずは首元から作成していきます.

後頭部下部の縦のラインから適当な位置で線選択を行い「E」キーで面を伸ばしていきましょう.

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 こんな感じです.この時伸ばす面の数と,後ほど結合する面の数を合わせておくことをオススメします.図にオレンジ色で選択されている部分が対応する面同士です.今回は7つの面が分伸ばしました(多すぎ).

 

こんな感じに適当面を増やしたら微調整をしていきましょう.せっかくだからスナップ機能を使うのも良いかもしれません.

 

 

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どうでしょうか?先ほど伸ばした面の終端を首の付根付近と結合しました.この時,先程と同様に横同士の面がきちんと繋がるようにしておきましょう.図のオレンジの部分同士ですね.ここは3枚同士のようです.また,首の付根は軽く輪を作るように形を整えておきましょう.

 

ここまで来たらあとは簡単です.いま作成した首の付根によってできた隙間を埋めていきましょう.でも待ってください.今回は少し便利な技をご紹介します.

 

例のごとく「面を張ってからナイフでカットする」私ですが,面を貼る時,わざわざ点を全て選択してから「F」(面を張るショートカット)を行っている方はいませんでしょうか?私も結構そのやり方をしますが,いちいち面倒だと思う時もあると思います.そこで今回は「ループ辺選択」という方法をお教えします. 

 

まずはループ状に選択したいと思う部分の,一部分を2個以上選択します.

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 緑の部分:ループ状に選択したい部分

 橙の部分:ループ状に選択したい部分のいち部分

この状態でBlenderの下のバーの「選択」という部分を見てみて下さい.

 

すると「ループ辺」と表記されている部分があるかと思います.

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 これを選択して見ると…

 

 

 

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 じゃーん!!!なんと選択した一部分を含む辺全てがループ状に選択されました!!!

驚きましたか!?驚きませんね…?! 

まあ知っていると便利な機能なので頭の片隅にでもおいておければいいと思います.

後はご存知「F」キーで面を貼ることができます.

 

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あとはナイフで切って調整です!

 

 

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 はい,ということで後頭部下部の面貼りの終了です!!!

お疲れ様です.

 

まとめ

さて,いかがだったでしょうか.今回は前回の顔の前面の面貼りに続き,顔の後面を面張りしていきました.前面と比べて口や目のパーツが無い分,少しは簡単だったのではないでしょうか?

ちなみに完成した頭はこんな感じになりました.

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※様々な角度でお楽しみ下さい.

 

 

そして,今回で頭の部分は完成ということで,ひとまずお疲れ様です.顔は人体モデリングの一番最初に作る部分であるにも関わらず,初心者にとっては一番難関な部分なのではないでしょうか?私も初めて顔を作った時は(今も酷いですけれど)本当に酷い完成度だった覚えがあります.

それでもこうしてなんとかそれっぽく作ることは出来る様になっているので,きっと皆さんならもっと速く,もっと上手になれると思いますので是非頑張ってくださいね.

前回の記事から約一ヶ月近く更新できない状態ではありましたが,なんとか落ち着いてきたので,また定期的に更新していけたらと思いますので,是非楽しみにしていてくださいね.

 

それではまた次の記事でお会いしましょう.

 

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